皆様、はじめまして。
いくとせの製造責任者をしている菊地です。
ドイツ製法ハム・ソーセージ職人の道に入って8年目になります。
7年間茨城県守谷市にあるドイツ製法のハム・ソーセージ店、ハンス・ホールベックにおいて学び、2019年からは同店にて製造チーフをしていました。
代表取締役の平山と共に基礎のしっかりしたドイツ製法を学んできた職人として、日本人の味覚に合うもの、まだ誰も食べたことのない美味しいものを目指して、二人でドイツ製法ハム・ソーセージのいくとせを立ち上げました。
ハム・ソーセージの作り方、種類は本場と言われるドイツやヨーロッパの他の国々以外にもアフリカ、北米、南米、アジア各国に存在しています。
その国の風土や食文化に影響を受けて、それぞれ個性的なハム・ソーセージが作られてきました。まだ知られていない、これから生み出される製法、商品を考えると夢が広がりますし、可能性を感じます。
元々ハム・ソーセージはドイツでは保存食としての意味合いが強く、保存期間の長さや雑菌の繁殖を抑えるために塩を多めに入れる慣習があります。
食べたいものがすぐに手に入る現代で、保存性のために塩や食品添加物を必要以上に入れることに疑問を感じていました。
本当に今の自分の作り方がベストなのだろうか?塩分量、スパイス、肉の配合は?
いくとせを立ち上げてから、修業時代の疑問を2人で解決させていく中で、自分たちの理想とする形が少しずつ出来上がっていきました。
いくとせは原料肉も国産豚の生にこだわって製造しています。豚肉100%を使って本場ドイツの技術で作っているからこその肉本来の味を活かした商品づくりを心掛けています。
素材本来の味を感じていただくため、お子様でも安心して食べていただけるよう可能な限り食品添加物も使わない、もしくは使用量を減らしています。
将来、お子様がバランス良く栄養のあるもの、美味しいものを選択して食べてもらえる手助けが微力ながら出来ればという思いから、みらい(味蕾)を創るという社是を掲げました。
伝統あるドイツ製法を基盤に我々日本人が作る、お子様からお年寄りまで安心して食べられる商品、自分たちで考案し、お客様に食べてもらいたい商品をしっかり生み出していければと思っております。
これから製造責任者として、職人として感じることを書いていければと思います。今後ともいくとせをよろしくお願いいたします。